2024.12.10
コラム
子供には言えないけれど、終活の一環で不動産の売却を考えている方へ
「終活」は今や多くの人が取り組むようになった人生の整理活動ですが、子供にどう伝えるべきか悩むことも少なくありません。一方で、子供の立場からも「親に終活の話を切り出すのは難しい」と感じるケースが多いのが現状です。この記事では、親と子供それぞれの視点から、終活に関する不安や課題について考えます。
子供から親に終活を切り出せない理由
- 親を傷つけたくない
- 「親に年を取ったことを認めさせるようで心苦しい」「自立した姿を否定しているように受け取られたくない」という心理が働きます。
- 拒否される不安
- 親が終活という言葉自体に否定的な反応を示すのではないかと恐れる子供が多いです。話題を切り出すことで関係がぎくしゃくするのを避けたいと考えます。
- 適切なタイミングが分からない
- 家族の会話で「終活」を自然に話題にするのは難しく、葬儀や遺産など重いテーマにつながる話は敬遠されがちです。
- 文化的・感情的な壁
- 日本では「死」や「老い」に関する話題を忌避する傾向があります。親への敬意が強いほど、この種の話題を切り出しにくいと感じることが多いです。
終活を完了するのに最適な年齢
70歳~75歳までに完了するのが理想とされています。以下にその根拠を示します。
- 健康状態の低下リスクが高まる年齢
75歳を過ぎると病気や介護が必要になるケースが増え、終活の準備を進めるのが困難になる場合があります。 - 認知症リスク
認知症の発症リスクは65歳を過ぎると増加し、85歳以上では約4人に1人が認知症を発症するとされています。判断能力が低下する前に重要な手続きを終えることが重要です。 - ライフステージの変化
70歳を過ぎると、仕事を完全に引退し、孫が成長するなど家族の生活サイクルが大きく変わります。このタイミングで老後の生活を明確に計画しやすくなります。
不動産売却を考える理由
- 固定資産や維持費の負担軽減
高齢になるにつれ収入が減少し、固定資産税や管理費の負担が重く感じられることがあります。 - 空き家のリスク
子供が家を引き継がない場合、空き家になる可能性が高まります。空き家は固定資産税が割高になる上、資産価値が低下しやすいです。 - 認知症リスクへの備え
不動産の売却や資産の整理は、意思決定能力が十分なうちに進めるべき重要な事項です。認知症のリスクを考えると、早めに行動することが安心につながります。 - 老後資金の確保
売却で得た資金を介護費用や暮らしのサポートに活用することで、生活の安心感が得られます。
まとめ
終活は決して「死を意識する」ためのものではなく、「自分らしい人生を最後まで生きる」ための活動です。特に不動産の整理は、家族に負担を残さず、より充実した老後を過ごすための大切なステップです。
私たちの会社では、終活に関する相談を丁寧にお受けし、不動産売却から生活設計までサポートしています。ぜひお気軽にお問い合わせください。
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