2025.06.27
コラム時事情報
隠れた問題発見!中古住宅購入時のプロの目

こんにちは!不動産業界で日々物件を見ている者です。
中古住宅は見た目だけでは分からない部分も多く、素人目には「キレイ!」と思える物件でも、プロの目から見ると「これは危険サイン」という部分が意外とあります。
私が今まで見てきた数多くの物件査定やお客様の失敗談をもとに、中古住宅購入時に絶対に見逃してはいけないポイントをご紹介します。このブログを読めば、将来高額な修繕費用に泣かされることなく、満足のいく住まい選びができるはずです!
不動産購入は人生の一大イベント。後悔しない選択のために、ぜひプロの視点を身につけてくださいね。
1. 築20年の物件でも見逃せない!不動産のプロが教える中古住宅のチェックポイント5選
中古住宅購入は新築より安価ですが、見えない問題が潜んでいることも。築20年経過した物件でも、適切なチェックポイントを押さえれば良質な住まいに出会えます。プロの目線から厳選した5つのポイントをご紹介します。
まず注目すべきは「基礎の状態」です。クラック(ひび割れ)の有無を確認しましょう。特に0.4mm以上の幅がある場合や、裂けるように入ったひび割れは要注意。基礎の不具合は建物全体の安全性に関わります。
次に「雨漏りの痕跡」をチェック。天井や壁の変色、シミ、カビの発生などは過去の雨漏りを示すサインかもしれません。特に和室、下屋になる部分や2階の天井や外壁に接する部分を入念に確認してください。
3つ目は「設備の更新状況」です。給湯器、エアコン、キッチン設備などの交換時期や状態をチェック。多くの設備は10〜15年で寿命を迎えるため、築20年物件では更新が必要な場合が多いです。その費用も購入予算に組み込む必要があります。
4つ目の「配管システム」も重要ポイント。築古物件ではライフラインの老朽化が進んでいることも。銅管の変色や水漏れの跡、排水の流れの悪さなどをチェックしましょう。給排水管の交換は大掛かりな工事になるため、事前確認が欠かせません。
これらのポイントを自分だけで判断するのは難しい場合もあります。不動産会社の営業にアドバイスをもらいながら不動産選びをしてゆきましょう。
中古住宅は「隠れた宝石」になり得ますが、適切な目利きが必要です。これらのチェックポイントを参考に、後悔のない住まい選びをしてください。
2. 素人には気づけない!中古住宅購入で後悔しないための内部構造の見るべきポイント
中古住宅を購入する際、表面上は美しく見えても内部構造に問題があると、入居後に高額な修繕費用が発生することがあります。プロの建築士や不動産鑑定士が注目する「見えない部分」のチェックポイントを解説します。
まず確認すべきは「柱や梁の状態」です。建物内で感じる違和感は機械で判断することもできますが、プロの感覚や著しい建物の傾きは個人の方でも感じることがあります。
次に「配管や電気系統」の老朽化です。築30年以上の物件では、配管の劣化による水漏れリスクが高まります。特に目視できない壁内の配管は要注意です。銅管の場合は緑青(ろくしょう)の発生、鉄管ならサビの進行状況をチェックしましょう。電気配線も古い物件では容量不足や漏電の危険性があります。分電盤の状態やアース設備の有無も重要なポイントです。
「断熱材の状態」も見逃せません。断熱材が不十分だと冷暖房効率が悪く、結露やカビの原因になります。可能であれば壁の一部を開けて断熱材の種類や劣化状況を確認するのが理想的です。赤外線カメラを使った調査も効果的で、断熱不良箇所を視覚化できます。
「基礎の状態」も住宅の寿命を左右する重要な要素です。基礎にひび割れがある場合、その幅と方向性に注目しましょう。0.4mm以上のひび割れや、斜めに走るひび割れは構造上の問題を示唆している可能性があります。基礎の沈下や傾きは、ドアや窓の開閉具合にも現れます。
「天井裏の状態」も重要です。小屋裏や天井裏に雨漏りの形跡がないか、木材の腐食がないかをチェックしましょう。また、不適切なリフォームの痕跡(梁の切断など)がないかも確認すべきポイントです。
中古住宅購入時には、「安いから」という理由だけで判断せず、これらの隠れた欠陥を見抜く目を持つことが、真の賢い買い物につながります。納得できる住まい選びのために、プロの視点を借りることを躊躇わないでください。
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