2021.11.25
相談実例売却
【相談189】実家の売却をする際の注意点
今回のご相談内容
北郷の実家に母が1人で住んでいました。ですが介護が必要な状態になり、近いうちに施設引っ越すためだれも住まなくなりますので、売却しなければと考えています。私は道外に住んでいて札幌に来る機会が限られているので、注意点などがあれば教えてください。
それでは売却する場合についてですがいくつか確認させてください。名義はお母さまということでしたが、売却自体には賛成されていますか?
まだ、戻ってこれるんじゃないかという期待も少ししているようですが、売却にはおおむね同意しています。
売却する場合は当然名義であるお母さまのご決断が必要です。不動産売却を行うのであれば、「やっぱり売りたくない」とならないように、念のためご確認をお願いいたします。
そうですね、わかりました。
手続き自体はお客様が進められますか?
そうですね、母が高齢なのでいつどうなるかわかりませんから、私が代理で進められるのであればそうしたいと思います。
わかりました。それでは委任状を作成しておいて、お客様が手続きを行えるようにしておいた方が良いですね。委任状作成の際に、意思確認させていただければと思います。
委任状があれば手続きできるのですね!
買主様が見つかり、売買を行うとなったら、司法書士に対して売却の意思表示ができないと取引が成立しません。お話を伺う限り大丈夫だとは思いますが、認知症などの症状が出てしまった場合、取引が成立しない可能性がありますので、ご注意ください。
今はまだ大丈夫だと思います。ただ母も高齢なのでいつどうなるかはわかりません。
あまり長引かせずに不動産売買が完了できるようにした方が良いかもしれませんね。
そんなことできるのですか?
成約までのスピードは価格設定次第で調整できます。
というと?
価格を高く設定すると、売却までに時間がかかることがあります。安売りするつもりはありませんが、半年以内くらいには売却のめどをつけるなどの目標を設定し、そこに向かって価格設定を考え、販売計画をご提案させていただきます。
そういうことか。なるほど、お願いします。
まとめ
名義人が高齢者である場合、意思表示ができるかどうかで売買自体が難しくなるケースもあります。成年後見人制度の利用などで売却すること自体は出来ますが、手続きの煩雑さや手続きに要する時間、費用を考えると早めに不動産をどうするか決めることが大切です。成約までどのくらいの期間が必要なのか、またはどのくらいの期間で引き渡したいのか、売却価格の設定である程度は調整していくことも可能になります。なかなか売れない場合は価格を変更したりと問い合わせ状況によって考えていくことができますのでご相談ください。
-
店舗へのお問い合わせ
- 0120-752-555
- 毎週火・水曜日定休
営業時間 9時〜18時
-
メールでのお問い合わせ
- お問い合わせフォーム
- こちらからご連絡ください
-
無料査定
- 無料査定
- 査定をご希望の方はこちら