2021.11.26
相談実例相続
【相談190】相続人の間で売却するかしないか揉めて3年も経ってしまった
今回のご相談内容
白石区に実家がありますが、両親が他界してから3年ほど空き家になっています。実は相続のことで兄弟と揉めていて、この状態がずっと続いているのが大変です。売りたくないという者がいて話が止まってしまっていますが、使っていない家の維持も大変なので、売却すると大体どのくらいになるのか知って話し合いたいと思っています。
そうでしたか、大変ですね。平成26年頃からじわじわと平均坪単価が上昇しています。価格を考えるのであれば今が不動産売却のチャンスではあります。
今が良い時なんですね
ただ、3年も現状が続いているということでしたので、一筋縄ではいかなそうですね。
はい…相続人の中に売りたくない人がいるんですよね。
お客様は売っても良いとお考えですか?
そうですね、私も持ち家がありますし、札幌にいるのは私と姉なので2人で管理していて、これがまた大変なんです。
売却に反対しているのは他のご兄弟ですか?
はい、ほかに2人相続人がいるんですが、道外にいてこの2人が売らないといっているんです。
お二人はなぜ売りたくないんですか?
2人は本州にいますから、実家がなくなるのが気持ち的によくないんだと思うんです。
でも管理はお客様とお姉様でやらなくてはいけないですよね…
そうなんです。管理しているわけでもないので、こちらの苦労がわかっていないんです。
実際にやってみないとわからない事も多いかもしれませんね…
あとは向こうの相場とこちらの相場が違うので、大した金額にならない感覚みたいです。
相場感の違いは確かにあるかもしれませんね。今ご提案した価格でお話し合いの中で折り合いがつくと良いですね。
思ったよりも高い価格だったので、話し合ってみます。
出来ることとしたら、少しでも高く売る動きをして納得してもらうか、売却した資金を多めに渡すので納得してもらうか、時間経過で解決するか・・・
そうですね、考えてみます。
必要であれば弁護士の先生に相談しても良いかもしれませんね。
まとめ
名義人が複数人になると、話が拗れることがあります。どんなに仲が良い兄弟でも、考え方は違います。お金を重視する方や実家だからそのままにしておきたいと考える方等、色々です。また、兄弟間だけならまだ良いですが、死亡等で代襲相続になった場合や義理の親戚である場合など、揉めるケースは非常に多いです。今回のケースでは問題解決まで至らず、現在もそのままの状態が続いています。まだ先の話だと先延ばしせずに、冷静に話せる間に方針を決めておくことをお勧めします。
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