2021.07.13
相談実例終活
【相談56】終活を考え、住まいを子どもに生前贈与するか相続するか?
今回のご相談内容
札幌市にマイホームを所有しております。60代後半になり、終活を考え始めるようになりました。自分の身になにかあったら、財産をどのようにしたら良いのだろうか…。所有している不動産は生前贈与するのか、売却してサ高住に住むのか?色々と選択肢があり悩んでいます。
70歳を目前に終活について色々と考えておりまして。自宅は愛着があるので出来れば子供に住んでもらいたいと思っているのですが…贈与した方が良いのか、相続した方が良いのか…
なるほど、お子様に不動産をお譲りしたいのですね。贈与税や相続税の問題もありますので、一概にどちらが良いかはご状況によります。ちなみにお子様は将来的にこのお宅に住みたいとおっしゃっているのですか?
いやいや、まだ全然そんな話もしてなくて自分でそう思っているだけで。でもいずれは子供のものになるだろうし。けど子供は別の所にマンションも持ってるからどうなんだろうね。
そうでしたか。将来の事を考えて動けるうちに動いておくのはいい事ですね。お客様はもしお子様にご自宅を贈与してしまったら、次のお住まいはどうされるのですか?
それも困っているの。だって自分の住む場所がなくなっちゃうでしょ(笑)。
例えば、お子さんに同居していただくとか、賃貸やサ高住に引っ越しされるなどの
方法もありますよ。
一緒に住んでくれるなら一番いいんだけども…。これからを考えるとサ高住とかケア付きの老人ホームなんかも視野には入れているんだよね。
終活としてサ高住やご高齢の方が住みやすい賃貸へ住み替える方も多くいらっしゃ
いますね。ちなみにお子様はお一人ですか?
娘と息子がいるんだけど、どちらでもいいから必要とするならこの不動産をあげ
たいんだよね。
お二人ですか。生前贈与のメリットとしては、家族以外にも自由に贈与が出来る事。相続時にもめ事が起きない事。好きな時に好きなタイミングで贈与出来るなどがあげられます。相続のメリットとしては、贈与税よりも税率が低い事や不動産取得税がかからない事が挙げられます。相続人がお子様だけで、お子様に財産を残したいと言うご意向があるのであれば、いずれその時が来た際に相続する方が良いのではないかと思います。
急ぐ必要はないってことですか。
最近では、不動産として財産を残すよりも現金化して均等に相続人に分けたいと言う方やお子様たちの住宅資金の援助に充てる方もいらっしゃいますよ。お子様たちにとって何が一番嬉しいのか話し合うのが一番かもしれませんね。
そうですね。
ご家族皆様で愛着のあるマイホームをどのようにしたらよいのかお話される機会を持たれると良いですね。売却をして現金化もご検討されるのでしたら、不動産査定も行いますので、お任せください!
まとめ
終活を見据えて「この不動産をどうしよう!」と焦ってしまっておりましたが譲り受ける方々のご希望を汲んで考える必要もございます。「ぜひ、この家を受け継いで住みたい」「手続きが面倒なら現金で相続したい」「住む予定はないけど実家は残しておきたいな…」など考え方は様々です。大切なマイホーム。譲り渡す方も譲り受ける方も納得の方法で活用できると良いですね。
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