2022.03.22
相談実例売却
【相談193】一括査定で1番高額だった不動産会社で売却に時間がかかっている
今回のご相談内容
実家に戻ることになり、マンションを売却しようと一括査定サイトを利用しました。査定価格が1番高かった不動産会社が大手だったことから売却を依頼したものの、当初から反響がないまま3ヶ月が経ち、値下げを要求されることにも困っているため相談しました。値下げしないと売れないのでしょうか?
まずはお客様に不信や不安を払拭いただけるよう、当社の売却活動についての考え方をご説明させていただきますね!
ぜひお願いします。
まず、査定価格の検証や室内の状況確認をさせていただき今後の活動方法をご提案します。査定価格が高い、大手だから安心というだけでは決めず、しっかりとした根拠があり説明をうけ、ご納得したうえで決めましょう。
はい。他社さんと比較して500万円近く差がありましたので、ただ浮かれてしまいそのままお願いしてしまいました。
そうなんですね。その中に弊社は含まれてなかったのですが、今回どちらで知られたのですか?
「この地域を成約しました」という折込チラシが入っていて知りました。地域の専任担当者がいるということで気になって、今の不動産会社との媒介契約?が期間満了になったタイミングで一度話を聞いてみようと思っていました。
ありがとうございます。新聞の折込チラシを見られていたんですね!
はい。今の不動産会社はただ「価格を下げませんか?」の一点張りでしたので、なんか怖く感じたり、余計に不安にはなってしまって…
そうでしたか。弊社ではホームページや、ポータルサイトへの掲載、折込チラシ、当社顧客様へのご紹介などを行います。
そうなんですね
売主様にも案内時にどうしたら良いか(お掃除や整理整頓、空間を明るくすることなど)ポイントを予め打ち合わせを行い、予想される質問の想定など気持ちの準備もお手伝いできればと思います。
なんだか気持ちがホッとしました。適切なアドバイスをもらわなかったら大幅な値下げをすることになったのかもしれませんね。
まずは値下げではなくこのような売却活動を積極的に展開していきましょう。
売る側としては初めはやはり「高く売れる」という言葉にどうしても好印象をもってしまいましたが、きちんとどのように販売をしてくれるのか確認することが大事なんですね。
まとめ
積極的に売却活動を開始してから案内2件目のお客様で成約となりました。なかなか成約しないからとすぐに値下げをするのではなく、売却活動の方法を見直してみて、アプローチの仕方を変えてみるのも大事です。
今回はチラシやインターネットの広告活動の他、売主様に案内時の対応方法やお掃除や整理整頓など内部にも気を使った提案を行いました。
売主様は案内中も緊張されることなく内覧された方とも談笑する余裕があったことも買主様から好印象を持っていただけたと思います。
長年住んでいるとご自身では気が付かないことも多いので、内見時はちょっとしたことに気を付けていただくとお部屋の第一印象がアップします。購入希望者を探す活動はもちろんですが、実際に売れてお引渡し完了となるまで、不動産のプロとして売主様に信頼される対応を今後も心がけたいと思います。
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