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2024.02.20

相談実例

【相談224】後見人として築50年の戸建てを売却したい。

今回のご相談内容

築50年の戸建てを売却したいのですが、私は後見人で名義人ではありません。今は空き家になっていて、管理もできないため雪が降る前にできるだけ早く売却をしたいと思っています。早く売却するためにはどうすれば良いか、また後見人として売却する際に注意点があれば教えてください。

現状空き家で、雪が降る前にできるだけ早く売却をしたいです。

築年数はどのくらい経過していますか?

築50年ほど経過しています。

なるほど!それだけの築年数であれば、建物は解体して土地で売却する方が良いかと思います。

そうですよね。

なるべく早く売却したいとのことですが、買取を希望しますか?

買取だと仲介で売るより安くなりますよね?

そうですね、仲介よりも金額は下がる可能性が高いですね。

金額しだいかなぁ。

あまり安いようであれば違う売り方も検討したいです。

ちなみに買取であればこのくらいとなると思います。いかがでしょうか?

うーん、もう少し金額はつかないでしょうか?

今回の土地の大きさだと提示金額はこのくらいになってしまいますね。

そうなんだ。どうしようかな?

ただ、早期に売却できるのが買取のメリットですが、こちらの土地なら一般の方に向けて販売(仲介)をすれば、すぐお客様は見つかると思いますよ!

なるほど、では仲介でお願いします。

承知しました!

また、今回後見人制度を利用しているため私が代理で動くのですが、なにか注意点はありますか?

後見人制度を利用しているということは後見人として裁判所に認められたということでしょうか?

認定は受けていて、裁判所から書類待ちとなっています。

それであれば通常通りお客様が名義人の代理として売却可能です。

よかった!

注意点としては解体の際に裁判所の許可が必要な場合があることや売却金額の正当性、買主様にも多少協力していただくことがあるため、慎重に進める必要があります。

そうなんですね。

それでは仲介での売却をはじめますね!

はい!お願いします。

まとめ

今回のケースは事前にお客様が準備をしていたためスムーズな活動をすることになりましたが、本来は後見人の認定をうけるところから始まると思います。

また、認定を受けて売却する際にも金額の正当性や解体がある場合には勝手行うことができない場合もあり、売却にあたり事前に契約書が必要になったり買主様が決まった際には買主様の情報も裁判所に提出するため、協力が必要となるため事前に段取りを決めておかないと時間がかかるケースがあります。

相続前、相続後のご相談も受けていますのでお気軽にご質問していただければと思います。