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2024.10.03

相談実例

【相談230】現在のオール電化住宅の需要は?

今回のご相談内容

以前から電気代が上がって、何とか生活してきたが、冬場の電気代が10万円を超えて 生活に支障が出てきた。収支の改善のために買替を検討しているが、自分たちが電気代で困っているのだから、本当に売却できるかどうか心配。

今、オール電化の住宅を買いたいというお客さんはいるのでしょうか?

電気代が上がって、正直いうとオール電化は心配される要素です。ただし家によってはボイラーを交換するだけで都市ガスなどに変更できる場合や、そもそも家の断熱性能によってそこまで電気代が掛からないというケースもあります。冬場の電気代はどのくらいでしょうか?

月によっては10万円を超えることもあります。

それは高いですね。10万円を超えると気にされるお客様がほとんどです。お客様の暖房と給湯システムをみると、暖房は各お部屋に蓄熱式の暖房機が設置されており、給湯は電気温水器です。熱源を別のものに変更するとなると、配管設置の工事から行う必要があるので、費用は掛かると思います。ただ、お客様の敷地の前面道路に都市ガス管がありますので、最初のコストはかかりますが一度替えてしまえば、現在ランニングコストが最も安い都市ガスに変更することが出来ます。販売時には予め工事費用を見積もりしておいて、同時に提案するのがいいと思います。

それではその分の価格を下げて売却開始した方が良いでしょうか?

多少、査定価格を調整する必要がありますが、工事費用すべてを下げる必要はありません。初めからその分下げた価格で販売しても、買主様の心理として、その分を加味した価格ですといっても納得度合いは低いでしょう。それよりも表示されている金額から、価格を下げた方が納得度合いは高くなります。査定上限3050万円、推奨売出価格2,990万円でご提案していますが、2,990万円からスタートする、くらいの調整で良いと思います。ただし、大幅な価格交渉されることは覚悟しておいた方が良いと思います。

全く売れないというわけではないのですね?

はい、実際私も電気代が高騰した後にオール電化物件を売ったことはあります。価格さえ間違えなければ問合せは来ます。内覧後の交渉によって売却は可能です。

わかりました。

まとめ

オール電化物件は現在不利であることは残念ながら間違いありません。しかしリフォームで改善できるものでもありますので、過度に悲観する必要はありません。オール電化といってもセントラル方式、蓄熱方式、個別方式など暖房システムの違いによってリフォーム費用も異なりますので、売却時にリフォーム見積もりの準備を行い、素早くお客様に交渉できるようにするのがベストです。家自体を気に入ってくれたのであれば、熱が冷めないうちにリフォーム費用の現実まで提案して検討してもらわないと成約率が落ちてしまいます。