【相談08】相続したアパートの管理が難しいので売却したい

今回のご相談内容

札幌市西区二十四軒にある昭和59年築のアパート。ご主人が所有者でしたが亡くなり、ご自分が所有者になりました。今までアパートがお住まいに近い事もあり管理をしたいていましたが管理が出来なくなってしまったため売却したいとの相談です。ご自身は亡くなったご主人の相続人となるため、ご主人様のご兄弟であるM様とお話させていただきます。

まとめ

買取の場合は買取価格を重視するからもいらっしゃいますが、相続の場合は書類によっては税金の控除に繋がるものがあります。提案されなかった場合、高い買取価格を提示されていても蓋を開けると後から高い税金がくることも…相続によって取得された方は、その不動産について全くわかっていないことが多く、今回は購入当時の書類を大切に保管されていたことから税金の対策にも活用できることをお伝えできました。権利書は大事なものと思って保管していても、古い書類と紛れてしまい、気が付いたら不必要な書類と一緒に捨ててしまっている方も少なくありません。相続で不動産を取得した場合は相続登記時に新たな権利書が発行されるので、古い権利書は参考にはなりますが、効力を失った権利書を真の権利書と勘違いしている場合もあります。登記が完了してから使用するまでに期間が経過する間に、記憶が曖昧になってしまう事もあります。仮に相続登記で真の権利書が新しくなったとしても、従前の権利書も処分せずに保管する事をおすすめします。権利書の他に購入当時の諸経費、契約書、図面等を取っておくと、残されたご家族も不動産を売却する場合の査定価格や、税金対策にも活用できます。こんなよれよれな書類でいいのと言われます。それがいいんです。いらない書類だと思い込み、不動産会社に見せなくてもいいと判断しないでください。その書類が大切な事・・・実はものすごく多いです(笑)。地方にお住まいの方だと、電話、メールでのやりとりが多くなってしまいますが、フットワークが軽い会社なのでご相談下さい。「打合せを控えたい」「打合せ回数を少なくしたい」と言われる事もありますが、当社はコロナ対策としても検温や消毒だけではなく月1回のＰＣＲ検査を全社員で実施しています。一度じっくりお話や書類を確認させて頂ければあとは決断して頂くだけです。